| 「主張」は弊会「時局コメンタリー」編集主幹が、会員各位に毎月1回<月報>の紙面にてお伝えしている内容のご紹介です。 |
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「流れをつかむ」 山本新太郎
弊會に入会されて30年近くたつ田中健介氏(株式会社ケン・コーポレーション)が10月の東京例会でこう語った。「永年、時局心話會で勉強してきたが、それを参考にして経営の肥やしにしてきた。それが節目節目の過程で経営の判断と決断に大きく役立ってきたと思う」。
その後のパーティで内田慎一氏(株式会社友栄)が挨拶でこう述べた。「田中さんの講演を聞いて、私も企業のトップとして時局心話會で学んだことを今後の経営に役立てていきたい」。
弊會は経営の現場で学べない世界の動きと情報を伝達して日本経済の置かれている位置と方向をいち早くキャッチすることを心掛けている。これは自らが大局的な見地から経営の判断と決断を行う習慣が知らず知らずのうちに血となり肉となるとの思いからであった。
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これまで弊会では、「企業経営を通じて国と社会を考える」ことを理念とし、大局観をもつ企業経営の勉強会を心掛けている。
グローバルな時代において企業経営者が評価される基準とは、企業の利益追求以外に、経営者の品格、教養、見識、常識、倫理、道徳、国家観、社会観など個の人間が持つセンスとレベルにあるといえまいか。
さて、最近、ある雑誌を読んでいて、とても印象に残る一文があったのでご紹介しよう。それによると「よく虫の目、鳥の目といいますよね。自分の周りだけを見る虫の目、俯瞰(高い所から見渡すこと)的に物事を見る鳥の目。しかしこれからの時代は、流れを読みとる魚の目が必要になってきます。流れはすぐ変わる。魚は流れに乗りながら泳いでいる。2010年から10年は流れが四方八方から出てくる。その流れに乗りながら、やがて本流に乗る。それができる若い人が、これからの日本を引っ張っていくだろう」というものだ。
先述のように、企業経営者たるもの、自らの企業の利益追求という「虫」の目のみで物事を見るのではなく、つねに内外の政治経済の動きをつかみ、高い所から大局的に企業経営を見つめる「鳥」の目が必要だ。しかしながら、これからの時代は世の中の流れを読み取る力、いわば「魚」の目で流れをはっきりと読み取る内容の勉強会を多としたい。 |
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