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 山本新太郎の「時局コメンタリー」 (「時局コメンタリー」編集主幹 山本新太郎)
1318号 2012年1月31日発行
「李明博大統領がぶつけた慰安婦問題?」


                          
「時局コメンタリー」編集主幹 山本 新太郎

李明博大統領による歴史カード  金正日死亡当日、李明博大統領が来日して野田総理に慰安婦問題をぶつけたのは、国内向けのパフォーマンスであった。いまや韓国では従軍慰安婦20万人説が一人歩きしており、韓国世論に迎合せざるを得まい。問題なのは、「日本軍が朝鮮女性を強制連行した」という日韓両国の偏向解釈だ。韓国は慰安婦問題について、日本軍が強制的に朝鮮女性を連行した事実と根拠を提示できないのは、日本軍がそのようなことをした証拠や根拠がないからだ。そういう資料は一通も発見されていない。宮沢内閣は、92年と93年に、関係文書の調査結果を発表したが、日本軍がその種の命令を発した資料は何一つ見つからなかった。つまり、平成5年8月4日、宮沢内閣で河野洋平官房長官が日本軍が朝鮮女性を強制連行したことを認めた河野談話が、この問題のすべての発端になっている。

かつて韓国軍はひどいことをした そもそも軍隊というのは血気盛んな若者の集団だから、商売女性を連れていかないと相手国の女性に悪いことをしがちだ。たとえば、旧ソ連が強姦したドイツの婦女子は200万人と言われている。ベトナム戦争のときに、韓国軍がベトナムの婦女子を強姦していたのは公然の事実であった。ここからは聞いた話だが、韓国軍は証拠が残らないように、M16ライフルで顔形が分からなくなるまで、粉々に砕いたそうだ。したがって、韓国とベトナムが国交樹立したときに、韓国政府は真っ先に孤児院をつくっているが、韓国政府は謝罪などしていない。たとえば、軍隊が外に行くときは、ふつう慰安婦を連れて行くのが常識だ。わが国は慰安婦を集める仕事を一般の業者に頼む。これは当時の常識である。だから、日本が国家権力を使って、そこらへんを歩いている女性を、いきなりさらってきたという暴言は韓国側による捏造された歴史観に他ならない。

強制連行は業者が勝手にやったこと たとえば、当時農村において貧しい人たちが、生存していくために、娘を売ったという事実がある。これは日本でも韓国でもあったことだ。当時、娘を集めるのに、娘を騙してさらっていた業者がいたかもしれない。韓国では人身売買というものがあって、道を歩いている女性が突然誘拐されるという事件があった。もしかしたら、かつての業者がやっていたことの名残ではないかと思ってしまうのは私だけか。ちなみに、韓国では統一新羅から李朝朝鮮まで、宗主国の「元」「明」「清」へと「貢女」を進貢してきたという歴史的な記録がある(詳しくは黄文雄氏「立ち直れない韓国」「歪められた朝鮮総督府」参照)。女性にとってみると、強制連行といえまいか。これは慰安婦問題どころではない。日本政府は慰安婦問題について正しい事実と根拠をもとに、「そういう事実はありません」とハッキリと突っぱねるべき外交が必要な昨今である。 (やまもと・しんたろう)
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