| 「時局プレス会議」活動報告 |
![]() 平成22年7月21日 講師/竹田 恒泰 旧皇族竹田家、明治天皇の玄孫、慶應義塾大学講師 |
| 「天皇の経営論」
日本は今年で建国2670年を迎える世界で唯一の古代国家。様々な異論を考慮しても、古墳などの物証から二千年以上続いていることは間違いなく、世界でひとつの組織がこれだけ続くことは日本の国家以外に例がなく、人類の奇跡といってもいい。日本はこれまで王朝を倒すような戦争が起きず、大東亜戦争まで悠久の平和が続いた。関ヶ原、戊辰戦争といった戦いはあくまで職業軍人同士の戦いであり、他国に見られるような宗教弾圧は行われてこなかった。また、争いごとの嫌いな日本人の性分、対立を起こらない工夫があったことも要因だろう。 民主主義、世界で最初にやったのは日本だ。諸外国では国民は国王の私物であるが、日本では国民のために天皇がおり、天皇は祈るという仕事を通じて我が身に変えても国民を守る伝統が続いてきた。歴代天皇はいずれも国民を大御宝(おおみたから)とし、国民に対して見返りを求めない無償の愛を注いてきた。「君民一体」となって初めて国の政治が動くのが日本であり、欧州の君と民とが対立関係にあるのとは対称的だ。民主主義は、欧州では君主主義は対立関係にあるが、日本では信頼関係で成り立っている。天皇と国民がひとつの組織として信頼しあっているのが日本的経営の根幹にある。 一見日本の会社が一見遅れているように見えるが、あまりにも違い過ぎて実は米国が周回遅れなのだ。 日本の会社の在り方は、日本国における天皇と国民との関係と同じだ。日本人は国民である前に会社の社員であり、家族の一員であり、大小様々な組織の一角を占めている。日本的な家族、会社、国家の在り方はみなつながっている。 その後の質疑応答では男系天皇問題、宮内庁に対する疑問など様々な議論が活発に行われ、日本人としての誇りに訴えかける講演内容だった。 |