| 「政民合同會議」活動報告 |
「かつての戦争は自衛か侵略か」 ![]() 平成21年2月4日 講師/田母神 俊雄 前航空幕僚長 |
| 2008年、民間の懸賞論文に応募した田母神氏の論文「日本は侵略国家であったのか」が、政府見解と対立する内容であるとして問題視された。10月31日に更迭、幕僚長 から空将となったことにより60歳定年で11月3日に退職、挨拶に行くことすら許されないという異例のスピード処分だった。 「村山談話に抵触」という報道が大々的になされたが、田母神氏の論文には政府見解を直接攻撃する内容は一切ない。ただ「日本はいい国だ」と公言したことで、田母神氏の40年近いキャリアは潰されたのだ。 「文民統制に違反した」という批判もたびたびなされたが、背後には「軍人は放置しておくと暴走して戦争を起こす」という誤った歴史観がある。しかし戦争をするかしないか、強い軍を作るかは軍人ではなく政治が決めることであり、戦争をしたがるのはむしろ文民であることは歴史が証明している。 日本の占領下で朝鮮や満州では人口が増加し、インフラも整備された。朝鮮や台湾に帝国大学が設立されたのも、名古屋や大阪より先だった。欧米旧宗主国と比べても、日本が悪の侵略国家というのは筋違いてある。 しかし戦後はGHQによる検閲や焚書など情報が行われる一方、軍人の公職追放による空席を埋めるために、左翼人脈が大学総長などに次々就任した。敗戦国に憲法や法規を押し付けることは違法だし、戦犯も大多数の国民の総意によって名誉回復されているのに、それらはまったく知られていない。 日本はどうしてここまで見くびられるようになったのか。それは昭和52年、ダッカ日航機ハイジャック事件の頃からではないか、と田母神氏は見る。人命は地球より重い」という美名のもとに日本政府は連合赤軍のテロリストに屈した。その直後から、北朝鮮による拉致事件、教科書検定問題、靖国神社問題、領土・領海侵犯などが頻発するようになったのだ。 「周辺諸国への配慮」から毅然とした態度をとれず、既成事実を作られてしまえば、日本の地位は後退する一方だ。戦争に負ければ戦勝国の歴史観を押し付けられるのはやむをえない。しかしその後は必ず、自国の輝かしい歴史を取り戻さなければならないのだ。 当日は参加者が100人を超しす大盛況となり、ユーモラスながら熱意と信念溢れる田母神氏の論に、全員が引き込まれていた。 (文責/高村 時局心話會事務局) |