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日台アジア会議の報告
日台アジア会議2011年7月17〜19日

7月18日(月)李登輝元総統の淡水綜合研究院を訪ねる

 
「日台アジア会議」は2011年7月17日(日)から19日(火)の3日間台北で開催された。李登輝元総統はお元気そのもので、「よく来てくれましたね。楽しみに待っていましたよ」と述べられていた。李氏は本当に日本が大好きな方である。日本と台湾が一つになって政治と経済を協力し合うという趣旨に賛同され、またそうあるべきと強調された。
 「日台アジア会議」一行約60名は、淡水の台湾綜合研究院に向かい、李氏から約2時間にわたりお話されるなど熱演ぶりに参加者一同感銘を深くするものであった。李氏は「日台は東アジアの重要な拠点に位置するので、政治と経済、安全保障面で一つになる政策や理念が必要だ」と強調されたが理解を深めることができた。また参加者らはかつての植民地時代に日本が台湾のインフラに膨大な予算を台湾につぎ込んで今日の発展の基礎となったと言われたことに中国、韓国と違うとの真実の声を聞いたとの声が強かった。
李閣下は講演中、「木曜コラム」の読者であり、貴重な情報資料として購読していると述べていた。 時局心話會の代表の山本と李閣下がお会いするのは今回で 回目であり、志をともにする間柄だ

7月17日(日)自由時報社の呉阿明董事長を訪ねる

 呉氏は今年で88歳になられるが、氏の目には力がみなぎっており、背筋もピンと伸びており、あまりの若さに驚くばかりだった。ケン・コーポレーションの田中健介社長がその若さの秘訣に迫ると、氏は「私は毎朝、1時間の運動をしています。腕立てふせいを60回しています。そして、一日に何度も寝ることです」と述べられていた。そういえば、李登輝元総統も毎日よく寝ることが習慣であり、それが健康の秘訣だと言っていたのが印象的だった。そんな氏は、自ら「私は昔の日本人です。日本人精神を持った日本人です」と述べられているが、戦前・戦中の我々の先人たちを見るようで、その美しい日本語からかなでるお話に懐かしさを感じずにはいられなかった。さて、講演の演題は「台湾統治時代の日本人」である。とくに印象的だったのは「大東亜戦争がなければ東南アジアの国々は、いまも白人の植民地だ。当時、日本軍が南進した際に抵抗したのは白人と華僑だけで、原住民のほとんどは反抗していなかった。人類史からみると日本はいいことをした」とハッキリ述べられていたことだ。実際に台湾統治時代を経験された台湾人の口から出てくる証言は中韓の対日歴史観を覆すものであった。我々一行は歴史の瞬間に立つようで、日本の古き良き時代に触れられたとても貴重な時間であった。今回は真実を語られ本物に触れる素晴らしさを改めて痛感した。
88歳とは思えぬ元気さだ 日本精神を教えられる呉氏 自由時報社での講演の模様
7月18日(日)黄天麟氏の講演と「商談会」 AM9:00〜12:30 晶華酒店 特別会場

 台湾総統府顧問・第一銀行頭取を歴任された黄天麟氏が、「日台経済連帯とアジア経済の意義」と題して講演をされた。そのなかで、氏は「日本経済は必ず立ち直れる。要するに日本銀行がドルを買えばよい。ドルを買えばそれ以上円高にならない。日本の為替準備があがる。どうして日本銀行はそれをしないのか。買えば外貨が増えるから、それを運用すればいい。円がでると、日本の中に円が散らばる。日本はこの10年間デフレが続いている。それを是正するには円をばらまけばいいのになぜやらないのか。ドルを買って円を出せばデフレはなくなるし、日本の外貨準備が増え、世界での立場も強くなる(詳しくは「木曜コラム」をご参照ください)」と述べていたのが印象的だった。今回、氏の講演はすこぶる評判がよく、来年もまたゆっくりと聞きたい、との参加者からの声が多数を占めていた。
 その後、「商談会」が行われた。今回は、初めての試みなので、お互いに説明会的な要素が強かった。元国務大臣の黄石城氏もお見えになり、日台のビジネス関係の大切さを強調されていた。今回は、日本と台湾の経済人が挨拶をしたり、名刺交換をするなどした。
台湾一を誇る経済専
門家だ
商談会に参加された
日台経済人
元国務大臣、黄石城
氏も
台湾側と名刺交換す
る田中健介氏
7月18日(日)「日台経済人交流晩餐会」 PM6:00〜 晶華酒店 BIP特別会場

 特別ルームでの交流晩餐会には、民進党の最高顧問であられる黄昭堂氏が蔡英文代表の代理として出席された。黄氏は流暢な日本語で約20分間、日台経済の交流と日台関係の未来に期待を述べられた。お話の内容が凄いとの声があちこちから聞かれ、次回には黄氏のお話を聞きたいとの声もあった。当日は最後の夜でもあり、一流ホテルならでは料理を堪能した。今回は台湾のトップを飾る方々から本音と真実の意見を伺うことができて有意義だったとの声が多くホッとした。
挨拶する黄昭堂氏 左、司会者の邸栄金氏 黄昭堂氏を囲んで
田中健恵氏と小野綾子氏 若手トリオも参加
「日台アジア会議」を振り返って
 
オカベ物流株式会社 代表取締役社長 岡部  B
 
    7月17日から19日まで「日台アジア会議」台北大会に参加した。今回は総勢60人あまりの大所帯。関東、関西、九州から集まった会員の中には初めてのメンバーも多く、空港で名刺交換、談笑をしていると出迎えのバスが到着。内容については「木曜コラム」7月21日号と重複するが、まず台湾最大の70万部の部数を誇る自由時報の呉阿明会長と再会した。「台湾統治時代の日本人」と題して88歳とはとても思えぬ熱弁。日本のおかげで今の台湾の基礎作りができた。そして今の日本と密接な姿の台湾があるとのこと。「私の奥さんは今朝洋服、ワイシャツ、靴下をきちんと整えて私を送り出してくれた。これは戦前の日本の教育によるもの。今そのような女性が日本にいますか?」の話には大いに会場が沸いた。また若さの秘訣を問われて、毎日のトレーニングと仕上げの腕立て伏せ60回。夜はアジア1の高層ビル台北101の86階にあるレストランで台北の夜景と食事を楽しんだ。
翌18日朝9時からは宿泊した晶華酒店にて「日台アジア会議」。講師は総統府国策顧問・台湾第一商業銀行頭取などを歴任された黄天麟氏で題目は「日台経済連帯とアジア経済の意義」であった「周辺化」をキーワードにいかに為替政策の不在が中国に有利に働き日台経済の弱体化をすすめているかを教えてくれた。日本国外で聞くとより理解が深まる。韓国はIMF危機から大胆な為替政策をとって不況を脱出した。「何故、日銀はもっとドルを買うなどして円をばらまかないのか、不思議でしょうがない」と日本の無策ぶりに苛立つ発言も出た。
  午後には淡水の台湾総合研究院に李登輝元総統を訪問した。内容は「木曜コラム」に詳しい。李氏は間もなく90歳であるにもかかわらず依然カリスマ性は輝きを放っていた。今回の総統選で対立候補支援を打ち出したためか、在任中の公金横領で起訴されている。そのためか前回のように握手しながら写真撮影をという時間はなかった。講演終了後、周囲を長身の若手秘書に取り囲まれてエレベーター内に入っていった。やはり、親中国の馬英九政権の影響があるのだろう。その後ホテルにもどり「日台経済人交流晩餐会」が行われた。
  最終日の昼食は巨大な円山大飯店での飲茶料理。これはとてもおいしくて、紹興酒と料理を楽しみながら各テーブルで話が弾んだ。帰路は台風の影響で空路変更になるかと心配したが、無事セントレアに到着することができ安堵。日本・台湾と中国との緊張関係を微妙に感じた3日間であった。
写真右、筆者の岡部氏
※李登輝氏、呉阿明氏、黄天麟氏の講演内容については、「木曜コラム」のバックナンバーをご覧ください。
海外研修会の報告
時局心話會台湾「海外研修会」2010年3月12〜14日

3月12日(金)李登輝元総統の淡水綜合研究院を訪ねる


 時局心話會一行45名による台湾「海外研修会」が淡水の台湾綜合研究院で行われ講師に李登輝元総統をお迎えした。タイトルは、苦境を脱皮し未来を展望ー台湾はいかにして世界の変化に対応すべきか−である。李閣下は西暦2000年以来、台湾の経済発展は国内政治の不安定と2008年10月に、突然起きた地球規模の景気後退は未曾有の困難と危機に襲われている。新政府の能力と判断、策略決定力量の不足は台湾の人民をしてますます五里霧中に陥れているから始まり、これからの困難と変化に対して如何に新しい方向を探し出すかについて具体的に語られた。李閣下は3時間近くの熱弁におよび、そのなかでも弊会代表の山本善心氏の政治状況に対する鋭いつっこみに的確な判断と回答をなされ参加者一同改めて李閣下の見識の深さと洞察力を感じるものであった。当日は1時間30分の予定が3時間近くにおよび側近の方々から注意を促される場面もあった。今回、とくに印象的だったことは、李閣下が顔つやもよく元気溌剌とされていたことが印象的であった。また、グレーを基調とするダンディーなファッションにゴルゴサーティーンに見る黒めがねがマッチする粋なファッションに思わず女性陣から感嘆の声がもれるのであった。
李登輝元総統より著書を贈呈される弊会代表の山
李登輝元総統との久しぶりの対面に喜びが…
挨拶をする弊会代表の山本 李閣下は3時間にわたって熱弁をふるった 時局心話會山本新太郎 サダマツの貞松隆弥氏

3月12日(金)台北華国大飯店で台湾の政治家・経済人を招いての晩餐会


 日本・台湾経済人による晩餐会は、親民党主席、宋楚瑜氏ならびに経済人を迎えて、明るく楽しい和気藹々のムードのなかでとり行なわれた。弊会代表と宋楚瑜氏は10年前からのつきあいである。宋楚瑜氏の政治的能力には高い評価を下している。弊会山本は政策の宋楚瑜氏と政局の小沢一郎氏の能力がミックスされれば、すごい政治家が生まれると、いつも話している。宋楚瑜氏が今後、総統選に出るチャンスがあるか否か。チャンスがあるとすれば、一つは台湾人の立場に立つ、ものの見方と考え方。二つは一時仲の悪かった李閣下との関係を修復すること。三つは台湾団結連盟と国民党の一部と合体して新党を結成することが、弊会山本の考え方だ。当日のパーティには黄石城元国務大臣も参加された。

親民党主席の宋楚瑜氏 台湾団結連盟主席の黄昆輝氏 元国務大臣の黄石城氏 和やかな雰囲気で乾杯を
弊会山本新太郎と久しぶりの再会 台湾経済人とともに 乾杯音頭の名人、加藤浩一氏と手前渡邊樹志氏 川嶋誠氏と中村陽公氏は若手のホープだ
3月13日(土)自由時報董事長の呉阿明氏を訪ねる

 時局心話會一行は恒例により台湾最大の新聞社である自由時報の呉阿明董事長を訪問した。台湾のマスメディアが中国資本や政治的影響を受けるなかで、唯一台湾人の自由と民主化の旗手としてその存在感は極めて重大である。人間として新聞経営の責任者として正義感と信念を貫く呉董事長の存在は台湾人の宝物であり、心の拠り所である。当日、呉董事長は植民地時代の経験と戦争体験を話されたが、これは貴重な生き証人としての証言であり、日本が台湾発展の源となる近代化、インフラに心血を注いだありのままの歴史を語られた。当時の状況を聞くにつけ、わが国の先人たちがいかに台湾や朝鮮半島の人たちに貢献されてきたか、それはひとえに日本のためであり、日本の防衛のためであったことを語られた。呉董事長の話に若い30代40代前半の経営者の顔が紅潮し自信と勇気あふれる表情に変わりゆくのが見て取れた。
台湾最大の新聞社、呉阿明氏登場 講演風景 呉氏のお話は最高との声が多かった 自由時報本社前で記念撮影
時局心話會グアム研修会
グァムアンダーセン米軍基地訪問 2009年10月30日
一行40名が上記アンダーセン空軍基地を訪問。日本・台湾有事の際は24時間以内に全世界から海空の兵力が現地に集中する。
米軍総指揮官のフィル・ルールマン氏の案内で
B-52H爆撃機の戦闘機、パイロット達と面会、米軍の凄さを確認した。
    
  
 
時局心話會「台湾海外研修会」 2008年2月15日
台湾李登輝元総統の淡水にある台湾綜合研究院をお訪ねした。
これは毎回訪台に際して台湾を取り巻く国際情勢が移り変わり行く中、李氏はズバリ本音で語られた。
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※写真集はこちらを御覧下さい


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